「アニ研」シーズン1始まりました

 社会福祉と動物愛護管理の連携のための研修会、通称「アニ研」シーズン1が7月2日(水)、南部エリア(駒ヶ根会場)を皮切りに始まりました!!集まって、顔を見て話をする。相手を知る。これが連携の第1歩です。

【駒ケ根市文化センター会場の様子】

★長野県の飼育問題状況について長野県健康福祉部食品・生活衛生課の石黒奈央さんから多頭飼育をされていた猫たちが、どのような状態で、どのような経過をたどっていくのかをお話しいただきました。新しい飼い主は、慣れている子猫を望む傾向が強く、慣れていない病気がちな大人猫である多頭飼育飼いの猫がなかなか譲渡されず、粘り強い長い支援が必要であるとの事でした。参加者36名は、❝多頭飼育ゼロの人と動物が共生できる社会❞を目指し、「早期発見・早期対応」「正しい飼い方の啓発」「対話をして予防」を他機関協働、部署横断で進めていくことが大切であると確認し合いました。

★長野県社会福祉協議会の佐藤尚治さんからは、「ペットの家族化」についてのお話がありました。ペットは全国的に見ても15歳未満の子どもの数より多く、2人に1人はペットを「人」として扱っているというアンケート結果も出ています。裏切ることのないペットは、所有物から取り換え不可能な大切な存在に変化してきていることが伺えます。また、「どこに預けたらいいの?問題」の提起もあり、猫が増える要因を理解し、飼い主の関係性の困窮に日常からアプローチしていくことが予防になるという事を学びました。

【グラフィックレコーディング】

★シーズン1の次回は、7月7日(月)北部エリア(長野保健福祉事務所)です。今年は県内3か所で、10月にシーズン2、2月にシーズン3を開催します。是非、みなさまご参加ください。