ソーシャルワーク×フューチャー・デザイン・ワーク・ショップ
伊那市社会福祉協議会から変える「障害者福祉観」ワークショップ


支援場面における「近視眼的」な見方や考え方から脱却し、当事者の「声」と「意思」が尊重され、地域や社会との関係性における持続可能性を大切にしたソーシャルワーク実践が展開されるようになることを目的に、伊那市社会福祉協議会の障害者支援に関わる職員等約30名を対象としたワークショップを7月26日(土)に開催しました。
今回、過去ワークとして、宮田信子さん(長野県西駒郷管理部企画調整課課長)から、昭和43年に500人が入所する大規模施設として開設した西駒郷において、社会的な背景もあり、平成15年度から地域生活移行に取り組まれた当時のお話しをお聞きしました。
そして、150年後の伊那市へ未来トリップ。そこで「しあわせ」に暮らしている利用者〇〇さんの生活をみんなで語り合い、しあわせな暮らしとは、困りごとがない世界ではなく、自分の意思で喜怒哀楽を表現でき、それを受け止められる社会があることだという気づきが生まれていました。「利用者〇〇さんに何ができるか」ではなく、「利用者〇〇さんと何ができるか」という意識の変化もあり、まさに伊那市社協から障害者福祉観が変わった瞬間でした。

なお、本研修は赤い羽根共同募金からの配分を受けて実施いたしました。