人と動物のふくし研究会~OneWelfareプロジェクト~第1回研究会

趣旨

近年、核家族化や単身世帯の増加といった世帯構成の変化に伴い、ペット(家庭動物)を家族の一員として飼育する家庭が増加している一方、ペットの飼育に絡んだ様々な問題も起きています。中でも、飼い主、動物、周辺環境に大きな影響を与える不適切な多頭飼育に起因する問題(いわゆる多頭飼育問題)は、地域の中でも深刻さを増しています。問題の背景は飼い主の経済的困窮や社会的孤立が複雑に絡み合っており、「人」と「動物」を個々の課題として対応することは難しく、多頭飼育対策ガイドライン(環境省)においても、対応には社会福祉や動物愛護、公衆衛生等、多分野の関係者が連携して取り組むことを求めています。

本研究会は、福祉分野、動物愛護分野の関係者が集まり、共通認識の構築を目指して、多頭飼育問題等を構造的に考えるとともに、支援や連携のあり方と具体的な手法を学び、県内における人と動物のくらしを守る一助にしていくために開催します。

令和5年4月18日(火)長野上水内教育会館 大会議室にて第1回研究会が開催されました。「社会的孤立という状態について」を東御市社会福祉協議会に、「動物の持ち込み等飼育放棄の原因について」を県健康福祉部食品生活衛生課に依頼し、情報共有を行い、問題の背景となる構造化しました。